歯科のレントゲン撮影2
投稿日:2016年9月12日
カテゴリ:大矢歯科ブログ
前回からの続きで、今回はレントゲンの種類と目的についてお話ししたいと思います。
歯科レントゲンの種類
パノラマ
口の外側より、上下顎の全体を撮影します。
目的として:歯や骨、親知らずなどの歯列状況、顎関節部、鼻腔、上顎洞など様々な情報を確認するためになります。
デンタル
小さなフイルムを口の中に入れて、外側よりX線を当てて撮影します。
1回に2~3本の歯を撮影します。
目的として:パノラマよりも、歯の周辺組織をさらに詳しく確認するために行います。治療経過を確認する場合にも用います。
歯科用CT
「パノラマ」「デンタル」は、2次元(平面)の画像表現になりますが、歯科用CTは、体の周囲から方向、位置を変えてX線を当てて撮影を行い、3次元の立体画像や断面図を作成する事が出来ます。
また、医科用CTとは異なり、座ったまま短時間で撮影が可能です。
目的として:歯の神経や血管の走行位置、骨の厚みなど、2次元の画像では確認出来ない部分も、把握する事が出来ます。
当院にも設置しており、難易度の高い抜歯やインプラント治療に役立てています。
例えば…。
初めて来院された方は、症状や訴えをお聞きし、上記のレントゲン種類•撮影方法を用いた画像をもとに、治療計画を立てて行く事となります。
このように、
レントゲン撮影は、状況把握から治療方針を決定するための判断材料のひとつとして、非常に重要な役割を果たしています。
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